息子が生まれて4ヶ月後、癌を宣告されました。

息子が4ヶ月になってすぐ、ステージ3の中咽頭癌宣告を受ける。その直後食道癌も見つかる。現在再発を繰り返してます。

癌がわかるまで③

2020年7月 紹介先への病院へ向かう。この時点で4件目の病院になる。ここも総合病院だ。

皮膚科の先生に喉をみてもらう。

「これは、痛そう!飲み込める?でも皮膚科じゃ喉の奥調べられないから、耳鼻咽喉科にいってもらっていい?」

どの病院でも同じ様な事を言われる。また違う科に行くのか…。

そして同じ病院の耳鼻咽喉科に向かう。

口の中を見て、

「荒れてるね〜!ちょっとほっぺたの組織とって詳しく調べるね!」

えっ、ほっぺた!?そこで私も必死に、

「ほっぺたが痛いんじゃなくて左の喉の奥が痛いんです!!」

と伝えるが、その先生聞く耳もたず。口の中はどこを調べても同じだからと言って、ほっぺたの粘膜を切って検査に出すと言われて終わった。

2020年8月結果を聞くために病院へ。名前が呼ばれ耳鼻咽喉科の部屋へ。前と違う先生でした。

案の定、

「何も悪いところ見つかりませんでした。」

とのこと。前、何も症状のないほっぺた切っただけじゃん。痛いのは喉の奥なんだけど…と思いながら、痛い思いして切られて、時間もかけて、何しにこんなに病院来てるのか分からなくなっていました。

そんな時、同じ病院の皮膚科から呼ばれ、やはり、喉をみて、

「これは何もないはずないからもっと大きい病院を紹介するから行ってみて?」

と言われる。

耳鼻咽喉科の先生より親身になってくれて有り難いなと思いながらも、また違う病院行かないといけないのか、と思いながら大学病院への紹介状を受け取る。

2020年8月紹介された大学病院へ向かう。最初に異変を感じて行った耳鼻科から数えれば5つ目の病院になる。

順番が呼ばれ、診察台へ。喉の奥を見てもらいすぐに

「何もないとは思うけど一応癌がどうかを調べる検査をします。ちょっと痛いけどブラシで擦る検査をするね」

と言われる。

「え?癌の検査?まさか!」と思っている最中、ガガガ〜…ブラシで喉の奥の痛い部分を擦られた。

痛ーーーーーっ!!!!!あまりの痛さに大声で叫んでしまった。

はぁ。怖かった。急な出来事に驚いた!

うがいをすると血の色で真っ赤でした。

結果は1週間後。

まぁ何もないだろう。そんな軽い思いで急いで子供を見てもらっている家へ戻る。

 

そして、1週間後。検査結果を聞きに行く日がやってきた。この日は午後からの受診予定でした。

しかし朝、知らない番号から電話がかかってくる。今日行く大学病院からだった。

「すみません、今日午後からの診察予定なんですけど、早めに来れますか?」

との事。その時子供が泣いていて手が離せなくてすぐに行けない、と伝えると

「ちょっと検査結果があまり良くなかったようで詳しくは診察の時にお話しします。」

と言われる。

血の気が引いた。えっ、この前癌の検査するって言ってたよね?良くないって何?でも検査の時何もないと思うけどって言ってたし!

そう思いながら午後の受診予約の時間に病院へ向かった。受付をするとすぐに呼ばれ診察台へ。

先生「この前の検査なんだけど、あまり良くなくて、、」

私「どういう事ですか?」

先生「レベル5と検査ででて、癌だということになってしまいました。」

えっ、一瞬時が止まる。診察台のモニターを見ると、

《レベル5 陽性》

の文字が大きく出ている。

まだ信じたくない、いや、信じられない。往生際の悪い私は

私「でもこの検査で全てわかるわけじゃないんですよね?この中で数パーセントの人が癌なんですよね?」

先生「いえ、あなたの場合ほぼ確定なんです。」

私「..….。私子供がいるんです。4ヶ月になったばかりの」

それしか言葉が出なかった。

それから頭が真っ白なまま、これから治療していく病院の紹介や子供の心配をされながら診察台を立った。

 

私、癌なんだ。

 

しばらく何も考えられませんでした。

 

 

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