治療中に離婚へ。嘘みまみれた結婚生活13
それから私と息子は家に帰りましたが、違う世界にいるような感覚になって自分の身に何が起こったのか整理がつかない状況でした。
それから少し落ち着いて考え、今までの何もかもがお金に執着するが故の嘘だったことを認識し、様々な思いが込み上げその怒りをどこにぶつけたら良いのか分からない状態になりました。
これまで不信感があろうが夫の言うことを信じ嫌な態度にも耐え、必死に何も言われないように頑張り、家庭の事だけを思ってやってきた。夫はそんな私を目の前で1番よく見て暮らしていた。
両親も夫のことを信じて様々な事に一生懸命協力してくれた。それに対してもしっかりと夫は「ありがとうございます!」とよく言っていた。
しかし腹では言葉に伴うような感謝どころか自分のお金の事ばかり考えていたと思うと本当に人間性を疑うというか、こんな人間がいるのかという思いばかりでした。
それからうちの家族は大混乱でした。
私の両親は夫に連絡しました。夫は謝り、最低限の生活費を渡しとけば良いかというくらいにしか考えてなかったと言っていたそうです。
母は私に「全部が嘘だったんだね」と言い、信じられない様子でした。母もずっと夫がお金をくすね続けているのは何か考えがあってのことなんだろうと私と同じように信じていたので、本当にショックを受けていました。
そしてこの問題が起きた2日後、突然義母が息子と私の住む家へやってきました。
最初は孫に会いにきたと言っていましたが、勿論話は夫のことになりました。
私が
「◯◯さん(夫)の様子どうですか?」と聞くと即答で、
「◯◯(夫)ばっかり悪い悪いって可哀想!聞くとこによると◯◯(私)ちゃんもキツいこと言ってたみたいじゃない!」
と。
ビックリしました。それと共に“あの人(夫)言い訳を始めたんだな、自分の擁護に入ったんだな”と確信しました。
今までも話のすり替え、すぐ人のせいにするのは大得意分野だったのでいかにもやりそうなことだと思いました。
義母はしつこく
「じゃあ◯◯(ちゃん)は今までいいお嫁さんだったとでも思ってるの!?」
と大人とは思えないような質問をしてきました。
しかし、夫の高圧的な態度や大切な話がまともに出来ないことや家計に協力的でないことなど、苦しい時にお義母さんの事を信じて今まで相談してきたので、まさか手のひらを返したかのような発言をされ悲しくなり泣いてしまいました。
「私は結婚生活がうまくいくよう自分なりに必死に頑張ってきました。」
と伝えると何も言わないので、
「どうしたらよかったんですか。お義母さんだったらどうしていたんですか?」
と聞きました。すると
「そんなの分かるわけないじゃない!!」
との一言でした。
これ以上何を言っても息子の事をかばおうとするばかりだと思い何も話さないまま、義母は帰って行きました。
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