治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活⑥
もうお金は両親に頼るしかない、そんな思いで治療に入りました。
もちろん当たり前かのように入院中の生活費ちょうだいと言ってきました。
吐き気がする。
病気のお金も両親に出してもらい、さらに家庭のお金をここまで何百万とくすね続けてきている夫に家の生活費を渡さなければならないことに嫌気が刺し、お金を袋に入れて「この中でやりくりしてもらってもいい?」と大目に渡しました。
ちゃんとこの中でやりくりして全て持っていかれませんように。、という思いでした。
退院して、1番気になっていた渡したお金の袋のことを聞くと空っぽで返され、「え…この中でやりくりして欲しかった…」と呟きこの作戦は失敗しました。
1週間程胃ろう増設の為に入院し、そこから本格的な癌の放射線治療に入りました。
治療はとんでもなく辛いものでした。
副作用として味覚障害と喉の激痛で何も食べられなくなると言われていました。
痛い、飲めない、食べられないで治療が始まって比較的早い段階で44キロあった体重はすぐに37キロまで落ちました。
しかしその頃、まだ4ヶ月だった子供対して入院で離れ離れになったりという申し訳なさから母乳だけでも出来るだけあげたいという思いで、痛み止めを飲まずに痩せた身体でも母乳をあげる生活をしていました。
病院の先生もそれを理解し、体力が落ちないように少しでも何か食べられるようにと全力でサポートしてくれていました。
続く
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