治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活⑤
その後、夫へ不信感を抱いたまま無事元気な男の子を出産することが出来ました。
コロナ禍で誰も立ち会えず1人での出産でした。命をかけての出産に立ち会ってくれていたら夫も自分の事ばかりでなく少しは家族を大切にしようという気持ちを持ってくれるんじゃないかな…と少しの希望がありましたが叶わず残念でした。
無事出産し、少しゆっくりしたいと思う間もなく日中問わずの育児がスタートしました。
喉のほうは出産した後から明らかに痛みが増しているのを感じましたが、子供が生まれてそれどころではなく、これまでの検査で何も見つからなかったことから処方された軟膏をひたすら塗り痛みを緩和させるという生活になりました。
とにかく育児に追われて、1ヶ月半程経過した頃でした。喉の痛みに限界を感じました。ちょうどその頃子供の体調不良が重なり、一緒に総合病院で見てもらうことにしました。
しかし原因は判明せず、違う病院を紹介されました。またそこに行っても分からず、
結局癌が判明する迄、出産後病院に行ってから、病院を渡り検査を重ねそれにも1ヶ月半程かかりました。
最後に行った大学病院で癌が判明した時は頭が真っ白になり何も考えることが出来ませんでした。
しかし、家では子供が待っている。この状況でどうなるんだろう。
夫はどんな大切な場面でもお金は出してくれた事がない。生活費から治療費を出して子供を不自由なく育てていけるのか…
不安が爆発しそうでした。
数日後、お金のことで心配がつきないまま、今後の治療先となる病院へ向かいました。
やはり、今後の治療費のことを看護師さんに伝えられました。「この病気を治療するためにはお金がかかります」と。
帰って、
両親へ治療費の事を話すと治療費は出してあげるからしっかり治療してと言ってくれ、それを夫にも伝えました。
すると、また、
「よかったね〜ありがたいね〜!」
です。
いつになってもどんな時でも自分のお金は出さない。
徹底していました。
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