治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活④
その後、夫とはなんの解決もしないまま、すぐに私は切迫早産で緊急入院となってしまいました。
もうすぐ控えた出産費用だけでもギリギリの状態だったのでここで入院なんてあり得ないという思いでいっぱいでした。
更に入院が決まってすぐに夫から、「さすがに入院中の俺の生活費ちょうだい」との発言。夫の、結婚から嘘を貫きくすねてきたお金は私の計算する限りで、買い替えて節約したいと伝えていたハイブリッド車一台は軽く買える額に及んでいました。
私が妊娠してマタニティ服をいつも同じものを着ているのも、これから生まれてくる子供のために揃えなければならないものを必死に中古品で探していることも、全ては嘘だらけの夫でも家庭には人1人生きられる位のお金は入れてくれているのだから感謝して夫にだけは不自由させないようにという思いで、自分が我慢すればいいという思いからやってきたことでした。
しかし、そんな必死な私の姿を目の前で見て生活しているのにも関わらずそのような発言を軽々しくいう夫に対して、何も分かってもらえてないのかもしれないという悲しさと悔しさで涙が溢れそうになりながら手持ちのお金を全て渡して入院しました。
私の両親に相談すると、お金は大変だったら援助するから今は体を優先して。と言われましたが、それは本来ならば夫が騙しとってきた家庭のお金から出すのが当たり前なのに何で更にまた私の両親が出すということになるんだ…という思いでいっぱいでした。
お腹の子供も心配だし、喉も痛いし、看護師さんに飲み物買ってきましょうかと言われても手持ちのお金は全て夫にあげた為飲み物さえも買えない。
悲しさしかない。
しかしまた不安な事等夫の気に触ることを言うとまた言い返され傷つけられるのは自分になるので、普段通り夫とは上辺だけのLINEをしていました。
私は絶対安静状態からなかなか抜け出せず入院が長引いてしまいました。それを機に夫に着替えとついでにお金を持ってくるのを忘れたから少し現金を持ってきてくれない？と言うことだけ伝えることが出来て、持ってきてもらいました。すると着替えと差し入れと一緒にそれを買った数百円分の領収書。「はぁ、また退院したら夫に支払わないといけない…」
もうストレスしかありませんでした。
長引く切迫早産の入院中、もう一度産婦人科の先生に喉の相談をしたところ、皮膚科の先生に診てもらおうと言ってくださり、診てもらうことになりました。
早速診てもらうなり、「これ酷いね。血液検査しましょう」と言われ、とりあえず結果が出るまで痛みを抑えようということで口腔内軟膏を出してもらいました。またこの時も塗ったら何となく痛みが落ち着くような気がしていました。
その後、切迫早産の病状は落ち着き無事に退院することが決まり、結局、皮膚科の先生に診てもらった時の血液検査では何の異常もなく喉の痛みの原因はわからないままの退院となりました。
そこまで変な事も言われなかったし軟膏を塗り続けておけば治るのかな…とその時は思っていました。
入院病院は私の両親がかけてくれている保険からおりて支払うことができました。
夫は
よかったね〜
の一言。
そして入院明けにはまた夫の家庭の生活費からの請求分の領収書がきっちり置いてある。
もう嫌だ…
ここまで苦しい生活を強いてくるのってなんで？私のお父さんが生活が少しでも楽になるようにと入れてくれたお金をこんな苦しい時に隠されているのってなんでなん…
いつ夫はここまで隠してきたお金を出すつもりなんだろう。
出産直前のこの頃より、夫を信じるという気持ちより疑いの気持ちの方が強くなっていきました。
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