治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活14
そして私の父は私にただ、やり直せ！！と言うばかり。娘のことを思っての発言で「一生子供を抱えて1人で生きていくのは無理だ、あんな出来損ないでも別れたらダメだ」と言っていました。
逆に、何も悪くなくてもやり直すために謝れ！とまで言ってきて私の感情はぐちゃぐちゃになっていました。
色々考えました。父の言う通り子供を私1人で本当に育てていけるんだろうか、分からない。しかし、この嘘まみれの生活を当たり前として我慢し続けて一生生きていくいくことなんて出来ない…
しかし私は父の強い言葉に押し倒され夫に対して、謝りました。自分を悪いように仕立て上げて。
自分でも何故謝っているのか理解できない状態でした。私、何か悪いことした？という思いばかりで涙が止まりませんでした。
すると、夫は結婚から騙し続けてきたことを棚に上げるかのように、お金のことは悪かったが今まで別れたいと言われたことに対して嫌な感情があるとといい始めました。
そして子供にとって一番良い選択を一緒に考えたいと思います。と連絡がありました。
もう、これまでやってきたことを帳消しにするくらい話をすり替え、同等にやりとりをしなければならない状況になりました。
お金のことをだけは悪かったが、他は自分も辛かったなどどと言い出し、お互いの価値観を理解し認め合わないとこの生活の維持は難しいと思いますと言われました。
そして夫は復縁を願っている私の父へも言い訳を始めました。
その頃、私と息子はもう2人で住んでいる意味もないと思い、実家に帰っていました。
なので父と夫のやり取りも全て把握できる状態でした。
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治療中に離婚へ。嘘みまみれた結婚生活13
それから私と息子は家に帰りましたが、違う世界にいるような感覚になって自分の身に何が起こったのか整理がつかない状況でした。
それから少し落ち着いて考え、今までの何もかもがお金に執着するが故の嘘だったことを認識し、様々な思いが込み上げその怒りをどこにぶつけたら良いのか分からない状態になりました。
これまで不信感があろうが夫の言うことを信じ嫌な態度にも耐え、必死に何も言われないように頑張り、家庭の事だけを思ってやってきた。夫はそんな私を目の前で1番よく見て暮らしていた。
両親も夫のことを信じて様々な事に一生懸命協力してくれた。それに対してもしっかりと夫は「ありがとうございます！」とよく言っていた。
しかし腹では言葉に伴うような感謝どころか自分のお金の事ばかり考えていたと思うと本当に人間性を疑うというか、こんな人間がいるのかという思いばかりでした。
それからうちの家族は大混乱でした。
私の両親は夫に連絡しました。夫は謝り、最低限の生活費を渡しとけば良いかというくらいにしか考えてなかったと言っていたそうです。
母は私に「全部が嘘だったんだね」と言い、信じられない様子でした。母もずっと夫がお金をくすね続けているのは何か考えがあってのことなんだろうと私と同じように信じていたので、本当にショックを受けていました。
そしてこの問題が起きた2日後、突然義母が息子と私の住む家へやってきました。
最初は孫に会いにきたと言っていましたが、勿論話は夫のことになりました。
私が
「◯◯さん(夫)の様子どうですか？」と聞くと即答で、
「◯◯(夫)ばっかり悪い悪いって可哀想！聞くとこによると◯◯(私)ちゃんもキツいこと言ってたみたいじゃない！」
と。
ビックリしました。それと共に“あの人(夫)言い訳を始めたんだな、自分の擁護に入ったんだな”と確信しました。
今までも話のすり替え、すぐ人のせいにするのは大得意分野だったのでいかにもやりそうなことだと思いました。
義母はしつこく
「じゃあ◯◯(ちゃん)は今までいいお嫁さんだったとでも思ってるの！？」
と大人とは思えないような質問をしてきました。
しかし、夫の高圧的な態度や大切な話がまともに出来ないことや家計に協力的でないことなど、苦しい時にお義母さんの事を信じて今まで相談してきたので、まさか手のひらを返したかのような発言をされ悲しくなり泣いてしまいました。
「私は結婚生活がうまくいくよう自分なりに必死に頑張ってきました。」
と伝えると何も言わないので、
「どうしたらよかったんですか。お義母さんだったらどうしていたんですか？」
と聞きました。すると
「そんなの分かるわけないじゃない！！」
との一言でした。
これ以上何を言っても息子の事をかばおうとするばかりだと思い何も話さないまま、義母は帰って行きました。
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治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活12
その後も夫の態度や、家庭の大切な話もまともに出来ないことも全く変わりませんでした。お金に関しての嘘も給与の入る口座を変えたにも関わらずまだ嘘を続けている事が分かりました。
会社から入るお金を２つの銀行に分散させ、自分の口座にも振り込まれるように設定していました。
離婚の危機がかかっていようが、どんな手を使ってでも自分の手にお金が入るようにしたいようでした。
もう、この人とは一生一緒にいられない、どうしようと思っていた頃でした。
なんと、子供が夫の部屋で遊んでいる時、夫の通帳を発見したのです。
まさかと思い開いてみると、目を疑うような数字が並んでいる。
貯めているどころか、毎日のように1万円と手数料220円が引き出しされている。
え？と思い数年前から辿ってみました。たまに大きい支出もあるし10,220円が日々引き出されているのは最近まで続いている。
血の気が引きました。
なにこれどうしよう。
もう夫とは話が出来ない状態だったので、これを持って夫のご両親のところへ持って行きました。
夫のご両親も「なんだこれ」と不思議がっており、本人を呼んで聞こうと呼び出してくれました。
来るなり、もう「ヤバい」といった様子の夫。
早速お義父さんが聞いてくれました。
「この毎日毎日引き出されてる10,220円って何だ？」
「…」
夫はしばらく黙っていました。
しかし口を開くと
「パチンコ」
と言いました。
「…えっ、えっーーーーーー！！！！？？？？」
そこにいた夫のご両親も私も同じ感情だったと思います。
すかさず、息子を甘やかしっぱなしのお義母さんまでもが「何でこんなことするの！！こんな大事な時にこんな事してお金貯まるわけないじゃない！！」と怒鳴っていました。
私はもう何が何だかわからない状態で、何か夫に聞きましたがあまり覚えていません。
そして、夫は「さすがにもう◯◯ちゃん(私)と息子の前には居られない」と言い、自分は実家に住むと申し出、そこから別居となりました。
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治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活11
しかし、このタイミングでしか言えないかもしれないと思い、入院する前に、「給料が入ってくる銀行の口座を直接家庭の生活費の口座に変えてほしい」と思い切って言いました。
今までは夫の通帳に給与が入り、お小遣い3万円を残してそれ以外は家庭の生活費口座に入れるという取り決めをしていました。
しかし、実際は夫の年収から考えて生活費口座に入れられる金額はあまりにも少なすぎて、お小遣い3万円どころか、年に100万円以上どこかに消えている状態でした。
それを阻止するためでした。
夫は物凄い嫌だったと思いますが、もうやっていけないと私に申し出された直後だったからか「分かった」と言いました。
その後、また夫にはきっちり入院の間の生活費を請求され、今回は流石に余ったら返してくるのかな…と思いながら多目に渡して入院しました。手術は無事成功し、1週間後に退院して普段の生活に戻りました。
そんな中、先日急に話を出してきた、燃費の悪い車から中古のハイブリッドカーに買いかえるという話が進み、生活費からお金を出してほしいと言われました。
私はまだ、この人を信じていた時は家庭から35万円までは出すと伝えていました。その事を言い始めました。
「自分は変わるから見ていて欲しい」と宣言した直後で、「くすね続けてきたお金の中から出します」じゃないのか！？という思いでいっぱいしたが、通帳などの証拠を掴むまでくすねたお金のことは言わないと決めていたので言われる通り厳しい家計から35万円出しました。
やはり証拠を掴んでお金のことをわざわざ言わなければまだ隠し通せていると思っているようでした。
そして、車が届いてからしれっと夫に聞いてみました。
「もう、大分お金貯まったんじゃない？」
何て答えが返ってくるかなと思う間も無く即答。大声で、
「貯まるわけないじゃん！！！！！！」
の答え。
は…？なにこの人。どういうこと？
もうそれしかありませんでした。
私が人生をかけてもうあなたとはやっていけないと伝え、それに対して絶対に変わるから見ていてほしいと言った直後のことです。
もう開いた口が塞がらない…。
この人にはやはり何の期待もないなと再認識しました。
もちろんこの発言に対しても改めて落ち着いて「あなた散財してるんですか？」等と言及しましたが、話をすり替えこれに対する答えが返ってこないので話を続ける事ができませんでした。
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治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活⑩
しかし、全く信用も何もなく、「すぐに変われると思えない、全ての期待を無くして将来が見えないと思っている」と伝えました。顔も見たくなかったのでそれから同じようなことをLINEで数日やりとりし続けました。
すると、突然、私が子供を産む前から燃費の悪い車からハイブリッドカーに買い換えたいと言い続けていた話を出してきて、いい車が見つかったと言い始めました。
当時の家の車は、週に一回はガソリンを注がないと走れない程、燃費の悪い車で、車のことに関してだけはこのままではあまりにも不経済すぎるから燃費のいい車に変えたいと言い続けていました。
しかしそんな話もまともに聞いてくれず1年以上経過していました。必死に家庭のお金のことを考えて言い続けて、悩んで、それでも嫌な顔をされ続け、急に今こんな状況になったからといって手のひらを返したかのように言うことを変えて、ほんとうにどこまで人をバカにしているんだと思いました。
この発言に対しても何で急に言うこと変えたのかと言及しましたが、また言い訳のような発言ばかり。「とにかく普通に話ができないのって何なんだろうね」としか言えませんでした。
もう呆れてものが言えないという状況でした。
そしてそんな時です。相手はなんと私の母に「◯◯ちゃんと危険な状況です。」と助けにきてほしいとの連絡をしていたのです。
母にはこの数日間で起こったことを報告していなかったので離婚の危機だと焦って「行くわ」と言ってわざわざ広島から千葉まで来てくれました。まだ私の放射線治療も終えたばかりで体調も安定せず、すぐに控えた手術もあった為こんなことになり心配してくれていたようでした。
母は来てくれて、そんな揉め事の話を出さず、ただ一緒に楽しく過ごそうとしてくれました。
そのお陰で怒りのピークは全くおさまらないものの気持ちだけは少し穏やかになり数日間過ごす事ができました。
母が帰ってすぐにもう一つの癌の手術の入院が控えていました。
もうなかなか話のつかない相手と言い合って入院にまで持ち込みたくなかったので上辺だけのやり取りで、何も心の整理がつかないまま数日過ごしました。
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退院しました
日曜日に退院しました(^^)
３日経ちました！
辛いのは最初の３〜4日位でほんとに徐々に痛みが引いていく感じです。
とにかく動いていなかったから体力が激的に落ちていて、息子の保育園の送り迎えだけでも息切れがします。
しばらくは激しく運動も出来ないので自転車を必死に漕ぐのも控えなければ…(^^;;
そして、去年からずっと寝れなくて睡眠不足が続きすぎて体の免疫も落ちているみたいです。
無理矢理、睡眠薬を飲んで寝なければ体力が回復しないと言われていますが、今息子まで不安定で夜中に泣いて起きたりするので私が休んでられない状況でもうどうしようもないです（ ; ; ）
癌の再発率が本当に高いみたいで、この身体が休まらない生活を続けていくとまた次の検査に引っかかりそうで怖いです…
今回の細胞の検査結果が1ヶ月後にでます！
また報告します(^^)
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治療中に離婚へ。嘘にまみれた結婚生活⑨
そこからは言いたいことを言いました。
最近言われた、「自分の価値観以外は全て受け入れられないのかな」と言われたことに対して言及しました。「価値観がどうとかの問題じゃなくて思いやりの問題じゃないのか？」「分からないじゃなくて分かろうとしようじゃないのか」「何で普段黙っている人が満を持して言うことを、〝俺は俺は〟と言う前に〝何で言っているんだろう〟と考えられないのか」と伝えましたが、やはりそれでも何度も俺のことわかってほしい俺のこと分かってほしいと言っていました。
そして「今大病の奥さんと子供をほっぽりだすことは出来ません。
病気の治療中の気持ちを理解していなくてすみませんと言われました。」
と言われ、この人何も分かってないなと思いこれに対し
「病気だから理解してくれなんて甘えたこと言っているんじゃない」
と伝えました。
ひとつひとつ婚姻から我慢し続けてきて起きてきたことを具体的に上げ、日常の何かひとつ気に食わないことがあれば高圧的な態度を取ることや、何一つ大切な話も出来ないことや、人のせいにする事や、思いやりを持って歩み寄り話が出来る関係でないと家族でいる意味がないということを伝えました。
ここでは1番言及したかったお金をくすねていることは相手の通帳等の証拠が私の手元に無かった為できませんでした。
お金をくすねていること以外の今まで我慢してきたことを色々伝えると、急に謝ってきました。
ちゃんと謝ってきたのは初めてでした。
「ここまで◯◯ちゃん(私)の頑張りに甘えていたことに気付きましたと。
変わるからどうかこの先の自分を見てほしい」
とのでした。
つづく
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